0748-22-0225

〒527-0028 滋賀県東近江市八日市金屋2丁目6-3

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みなみ歯科では、電話でのご予約を承っております。

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初めての方へ

小児歯科

小児⻭科について

お子さまにとってはじめての⻭医者さんは、お口の健康の道筋をつけるために大変重要な役割を果たします。当院では、お子さまが低年齢の時から、むし⻭のできない口腔環境を維持できるように、口腔衛生指導、フッ素塗布などを定期的に行います。また⻭ならびやかみ合わせなども悪い方向にむかっていないかチェックし、良い方向へ成⻑していくよう指導いたします。お子さまとご家族の方とともに、むし⻭のない美しい永久⻭列を作り上げることが小児⻭科医の願いです。またお子さまによくおこる⻭の外傷、口のけがにも対処いたします。⻭の外傷はスピードと正確な診断と適切な処置が重要です。

当院の⻭科医師は、小児⻭科診療に関して特別な研鑽を行っており、日本小児⻭科学会の専門医の認可を受けています。

日本小児⻭科学会

子どもがむし⻭になる原因

  • 乳⻭のエナメル質は永久⻭の半分しかない

    一番外側の硬いエナメル質が⻭を守っています。このエナメル質に穴があくことでむし⻭が発生します。乳⻭のエナメル質の厚さは、永久⻭のエナメル質の半分ほどしかないため、乳⻭のむし⻭の進行ははやく、神経までむし⻭が進行し、痛みが出たり、⻭肉が腫れることが多くなります。

  • お菓子をだらだら食べることが多い

    甘くてねばついたお菓子をだらだらと食べたり、硬いお菓子や氷などをかむ習慣があると、⻭が溶けたりかけたりして、むし⻭になることが多くなります。かみ合わせの溝や、⻭と⻭の間がむし⻭のできやすい場所です。

  • きちんと⻭が磨けていない

    低年齢のお子さまが自分で正しく歯を磨くことは大変難しく、保護者の方の仕上げ磨きが重要になります。ただお子さまが嫌がったりして、保護者の方が正しい仕上げ磨きを施すことが難しいことがあります。年齢に合った仕上げ磨きの方法を、当院で指導いたします。小学校の高学年くらいまでは仕上げ磨きを続けて下さい。

  • ジュース類や酸性飲料を飲むことが多い

    低年齢から糖分の多い飲み物を飲む習慣がついていたり、炭酸飲料やスポーツ飲料、乳酸菌飲料などの酸性飲料を飲む習慣があると、唾液による自浄作用が追い付かなくなり、お口の中が⻭の溶けやすい酸性の環境が持続します。⻭のカルシウム分が溶け出し、⻭の崩壊がはやく進み、神経に至るむし⻭に進行することもあります。

当院の
小児のむし⻭治療の流れ

  • 低年齢のうちは、むし⻭ができないように、またできたむし⻭が進行しないように、口腔衛生指導、フッ素塗布、むし⻭の進行抑制処置を行います。 5歳頃までは、むし⻭の治療のステップの練習を行います。お子さまがチェアに寝て、お口の中に器具をいれる練習をします。5歳頃からは、麻酔下にて徐々に本格的な治療を開始します。治療が終了したのちは、むし⻭が再発したり、新たなむし⻭ができないように、定期的にお口のむし⻭のチェックを行い、口腔衛生指導、フッ素塗布を行います。

  • 口腔衛生指導

    ⻭垢は、⻭の色に似ているため磨き残しがどこにあるのかわかりにくく、⻭垢染色液で⻭垢を赤く染めて、磨き残しを鏡で確認してもらいながら、⻭みがきの練習をします。デンタルフロス(糸ようじ)を使うと、⻭と⻭のあいだにできるむし⻭を効果的に予防できます。食後と寝る前に⻭を磨く習慣をつけることが大切です。小学校高学年くらいまでは、寝る前に保護者の方が仕上げ磨きをすることが必要です。小学校高学年から中高生には、家庭での⻭垢染色液の使用を勧めています。
    子どものうちから定期的に⻭科医院でプロフェッショナルケアを受ける習慣をつけることが、大人になってからも口腔衛生管理を定期的に受けるきっかけになります。

  • フッ素洗口による再石灰化

    酸によって⻭に含まれるカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出します。初期の段階では、唾液の作用で、再石灰化が起こり、⻭の修復を促します。フッ素は再石灰化を促進することができます。子どもの乳⻭や生え替わったばかりの幼若な永久⻭は、⻭質が弱くむし⻭になりやすいのですが、フッ素塗布によりフッ素が⻭の表面のエナメル質の成分と結びついてフルオロアパタイトという構造に変化して、むし⻭の菌の産生する酸に対して強い構造になり、むし⻭になりにくい強い⻭になります。
    フッ素は家庭で使用できる⻭磨剤、洗口液、ジェル、スプレーなどがあります。より濃度の濃いフッ素を⻭科医院で定期的に併用することも効果的です。お子さまのお口の状態や年齢に即して、フッ素の利用を行うことが有用です。

  • 乳⻭のむし⻭の治療

    ラバーダム防湿法

    乳⻭のむし⻭は、3歳頃までは上の前⻭に起こりやすく、その後は奥⻭のかみ合わせにできやすくなります。4歳頃からは奥⻭の⻭と⻭の間がむし⻭になりやすくなります。このように、年齢とともにむし⻭のできやすい場所は変化していきます。5歳頃からは麻酔をして奥⻭の治療を始めます。奥⻭は小学校高学年まで使用する⻭であり、できるだけ小学校に入る前に治療を終えることを目標にして治療を行います。治療に順応できるかどうかは個人差がありますので、できるだけ無理のないように治療を進めます。治療の進め方が遅いこともありますが、ご安心ください。またお子さまは口で息をしていることが多く、治療中にお口に水がたまるのが苦手です。その場合は、ラバーダムを利用した治療が有効です。
    むし⻭で穴があいたところは、大人と同じようにレジンという樹脂で詰めて治療します。ただ奥⻭の⻭と⻭の間は進行がはやく、神経の処置を行い銀⻭を入れることもあります。

治療に際して
保護者の方へのお願い

  • お子さまに嘘をついたり、⻭科治療の内容について勝手な約束はしないでください。
  • また歯科治療に対して怖いイメージを与えないで下さい。
  • 治療の時期や進め方は個人差があります。治療の進め方が遅くてもご安心ください。

⻭医者さんへ行くことは、正直にお子さまに話しておきましょう。ウソをついて連れて来たり、来院前に「今日は見るだけ」とか「⻭を抜かない」というようなことをお子さまと約束しないで下さい。お子さまに当日の治療の内容を尋ねられても、保護者の方はわからないといってください。また、「⻭の治療は怖い、痛い」、「悪いことをしたら⻭医者さんに連れて行くよ。」など⻭医者に対して怖いイメージを与えないようにしてください。
お子さまと⻭科医師が一緒にむし⻭を治そうという気持ちを持ってもらうことが大切です。お子さまと保護者の方と⻭科医師が信頼関係を持つことが、治療をうまく進めていくうえで大切です。治療が終わったら、充分にほめてあげてください。自信を持って⻭科治療を終えることが、次の治療につながります。

お子さまがお口の周りを
けがしたときは?

    お子さまは体のバランスが悪く、頭が重いので、転倒したり人とぶつかったりして、お口の周りを負傷したり、⻭を打ったりすることが多いです。立ち上がって歩き始める1歳から2歳と、小学校低学年が、前⻭の外傷が多発する時期です。外傷を受けてから、処置までの時間が予後に大きく影響しますので、外傷後は、可能な限り早く電話して来院してください。頭や身体の外傷がある場合には、まず最初に外科を受診してください。

  • 外傷の対処の方法

    • ⻭が欠けたり折れたとき

      ⻭が欠けた部分はレジンという樹脂で補います。欠けた破片を使える場合もありますので、失くさずに持ってきてください。折れた部位によっては、⻭の神経の処置が必要になったり、⻭が残せないことがあります。

    • ⻭が抜けたとき

      永久⻭の場合は、必ず抜けた⻭を持ってきてください。再植までの時間と保存状態が大切です。抜けた⻭の根の部分を触らずに、乾燥させないで持ってきてください。可能であれば再植して、隣の⻭と固定します。

    • ⻭がめり込んだとき

      ⻭をもとの位置まで引っぱり出して、隣の⻭と固定します。乳⻭の場合は、あごの中の永久⻭に影響が残る場合があります。

    • ⻭がぐらぐらするとき

      噛んだ時に痛くないように固定して様子をみます。神経が失活すると、⻭が変色します。⻭の根の部分の⻭ぐきが腫れてきたら、神経の治療が必要になります。

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