お口の質問箱

2023年8月の日本口腔衛生学会での報告は、食器を共有する以前に親からの口腔細菌感染は始まっており、う蝕原因菌の感染は避けることは難しいということを示唆しています。ですから食器を共有することは、う蝕原因菌感染を勧めることになるため、う蝕予防のためにはできるだけ避けなければなりません。

主な養育者である母親の未処置のう蝕やミュータンス菌が多かったり、母親の間食などの食事習慣や、口腔健康に対する考え方がお子さんのう蝕の発症に大きく関連していることはいうまでもありません。できるだけお子さんのお口の健康を保つために、妊娠期からお母さん自身のお口の健康を保つことが重要になります。